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STRAWBERRY★LION

とりあえず生きてますΣd(-ω-`d)
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32

マリアは神経を研ぎ澄ました。近くに居るであろう何かを探ろうとした。

ガサッ。

葉の揺れる音にマリアは振り返った。

「どうかしたの?マリア。」

「ルカさん・・。」

眉根を寄せているマリアにルカが話しかけた。

「何か居る・・気配がしたんですけど・・。気のせいだったのかも・・。」

マリアの言葉にルカは辺りを見回した。ざわめく木々。変わった様子はなさそうだ。しかし、さっきロッピーも何かを感じていた。

「気のせい・・じゃないかも・・。」

強くなる気配にルカもようやく気づいた。ルカは取ってきた木の実をそこに置いた。腰に着けている剣に手をかけ、辺りの気配に集中する。強くなる気配がフッと消えた。

『来る!』

直感で剣を抜く。

「へぇ。やるねぇ。」

喉元に剣を突きつけられ、意外と言うように驚いている。

「シュン。何でこんなことを・・。」

「試したんだよ。」

「試す?」

「これから一緒に旅するんだから、君らの実力を知っておこうと思ってね。」

「だからって・・。」

「悪かったよ。怖い思いさせて。」

シュンはマリアを見た。本気で怖がっていたことに気づいた。

「でもこれからの道中、こういうことはきっと付きまとう。それでも君らは旅をする覚悟ができてるかを見極めたかったんだ。それと実力もな。」

シュンはそう言った。ルカは剣をゆっくりと下ろした。

「マリアはすぐに気配に気づいたし、ロッピーも気づいた。ルカは気づくのは遅かったが、反応は早かった。剣の腕も確かなようだしな。」

剣を喉元で寸止めしたことは、シュンの期待以上だった。

「父親に仕込まれたからな・・。」

ルカは短く答えた。

「腕のいい剣士だったようだな。」

シュンの言葉にルカは複雑な気持ちになった。確かに父親は腕のいい剣士だった。なのに何故かあんな山奥にひっそりと隠れるように住んでいた。あの組織と関係があるのだろうか。それが引っ掛かる。

「ホント悪かったよ。飯にしようぜ。腹減った。」

シュンの言葉に我に返り、ルカとロッピーが拾ってきた木の実を皆で食べた。





┌┤´д`├┘ ふぅ…どうなることやら・・。
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