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STRAWBERRY★LION

とりあえず生きてますΣd(-ω-`d)
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34

それから何時間か後にシュンが起き、ルカと見張りを交代した。



そして朝。ルカは夢も見ずに眠っていた。辺りが明るくなってきたことに気づき、目が覚めた。

「おはようございます。」

先に起きていたマリアが挨拶する。

「・・はよ。」

ルカは寝惚けた頭で周りを見た。シュンがいない。

「シュンは?」

「朝ご飯になる木の実を取りに行きました。」

マリアが答える。

「そう。」

そんな会話をしているとシュンが戻ってきた。

「お、起きたか。」

「はよ。」

「はよ。眠れたか?」

その問いにルカは頷いた。相当深い眠りに就いていた。まだ旅は始まったばかりだと言うのに、もう疲れているのだろうか。ルカは自分の顔を両手で叩いた。2人が驚いた顔をしたが、何も言わなかった。

「そういや昨日聞くの忘れてたんだけど。」

シュンは取ってきた木の実をルカたちに渡しながら、話を切り出す。

「どこに向かってるんだ?」

ルカとマリアは顔を見合わせた。『どこ』と言っても、はっきりとした場所に向かっている訳ではない。

「マリアが魔法の力が西に向かって行ったって言ったから、とりあえず西を目指してるけど・・。」

「西か・・。昔から魔物が住むと言われてる場所だな。」

シュンが木の実をかじりながら言った。

「魔物?」

ルカは思わず聞き返した。

「本当か嘘かは知らないが、『西の方角に魔物が住む』と言う言い伝えがある。どこの村でも町でも似たような言い伝えがな。」

「魔物・・か・・。」

「あたしも・・聞いたことあります。・・実は師匠に『何があっても西には行くな』って言われてたんです・・。」

「え?」

マリアの思わぬ発言に驚く。

「どうして・・?」

今まで黙っていたのだろうか。

「ごめんなさい。黙ってて。・・置いて行かれる気がしたから・・。」

「置いてったりは・・しないけど。マリアの師匠は他に何か言ってた?」

ルカの問いにマリアは首を横に振った。

「それ以上・・聞いてはいけない気がして・・。」

「そうか・・。」

「その話からすると、やっぱり師匠は何か知ってたんだな。」

冷静にシュンが判断する。

「恐らく・・。この石とも関係があったと思います。」

マリアは師匠が持っていた石を握り締めた。

「まぁ・・とりあえずさ、食えよ。腹が減ってたら何もできねぇからよ。」

シュンが木の実を2人に勧めた。2人は木の実を取って食べた。
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