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STRAWBERRY★LION

とりあえず生きてますΣd(-ω-`d)
2019年11月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2020年01月

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「私は賞金稼ぎで生計を立てています。以前ディアノスと名乗る若い男を捕まえたことがあります。貴方の関係者じゃないんですか?」

「・・それはきっと・・私の息子だね。もうとっくの昔に縁は切ってるよ。」

溜息と共に言葉が吐き出される。もう忘れかけていたのかもしれない。

「そうですか・・。」

「君たちは・・何か情報を持っているのか?」

「いえ、何も。何もないから、噂になっていた貴方のことを調べようと思ったんです。」

「そうか・・。」

「でもどうやら貴方は無関係のようだ。大変失礼しました。」

シュンは一礼する。クリスも慌ててシュンに習う。

「いや、いんだよ。町長として住民の信頼を得られて居ないと言うのは、何とも辛いことだね。私の力不足なのかもしれないが。」

そう言いながら、一呼吸置いてディアノスは口を開いた。

「私たちも全力で探している。もし何か分かったら君たちに知らせるよ。約束する。」

そう言ったディアノスの目をシュンは信じることにした。

「ありがとうございます。・・最後に1つだけいいですか?」

「何だい?」

「クリス、あの石。」

シュンはクリスが持っている石をディアノスに見せた。

「この石に見覚えは?」

「・・・?」

ディアノスは石を見つめながら、首を傾げた。

「いや・・見たことないね。これが何か?」

「いえ。関係ないと思いますが、念のために聞いてみただけです。」

ディアノスは本当に石のことを知らないようだった。

「そうか。君たちも何か情報が分かったら、教えてくれ。協力し合った方がきっと早く見つかる。」

「そうですね。何か分かったら、また来ます。今日は大変失礼しました。」

もう一度深々とお辞儀をする。クリスもそれに習う。

そして2人はディアノス邸を後にした。
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