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STRAWBERRY★LION

とりあえず生きてますΣd(-ω-`d)
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76

町を出てしばらくすると、突然視界が開いた。ただ一面の荒野。道すらなく、草木も茂っていない。ルカは息を飲んだ。

「方向・・合ってる・・よね?」

確認するようにマリアに尋ねる。

「はい。こっちで合ってます。」

マリアは太陽の位置を確認して、そう言った。

「よし。行こう。」

「はい。」

2人は一歩を踏み出した。しばらく歩くと、ロッピーがきょろきょろと辺りを見渡し始めた。

「どうしたの?」

肩に乗せていたマリアが問う。

「ピィ!!」

何か焦ったように言った。

「どうした?」

「ピィ!!!」

『そっちに行っちゃダメ!!』

突然ルカの頭に直接声が響いた。

「え?」

突然の事で驚く。

「どうしたんですか?」

マリアには聞こえていないようだ。

「今・・そっちに行っちゃダメって・・。」

ルカの言葉にマリアは首を傾げた。でも確かにそう聞こえた。

「今のは・・ロッピーが?」

「ピィ。」

『そう。近づいてきたからきっと聞こえるようになったんだね。』

ルカは不思議とロッピーの言葉を聴いた。

「聞こえるようになったって・・どういう・・。」

「ピィ。」

『今その事を話してる暇はない。来るよ!』

ロッピーはそう言うと、西の方角を見据えた。マリアには何も聞こえないらしく、首を傾げたままだった。

ルカはロッピーが見据えた方向を見た。何かの気配がした。ルカは剣を構え、気配を探った。
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