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STRAWBERRY★LION

とりあえず生きてますΣd(-ω-`d)
2019年11月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2020年01月

80

「跡継ぎ・・?」

突然そんなことを言われても困る。と言うか話が見えない。

「そう。僕の跡を継いで、この世界の安定を・・。」

「ちょっと待ってよ!・・・どういうことか・・全然分かんないよ・・。」

ルカは必死で頭の中を整理しようとした。世界の安定とか、後継ぎとか、訳が分からない。

「あのぉ・・。」

黙って聞いていたマリアが口を挟む。

「ルカさんも私も、突然連れて来られて、まだ混乱してて・・。できれば最初から話していただけませんか?」

「そうか。そうだね。あいつらは何も話してなかったようだしね。」

ゾルグは溜息混じりに言った。

「いいだろう。こっちへおいで。何も食べてないんだろう?」

そう言うゾルグの後をついて行った先は、大きな食事室だった。

「かけてお食べ。何も食べていないんだろう?」

ルカたちが席に着くと、食事が運ばれてくる。手をつけようとしないルカにゾルグが不思議な顔をする。

「食べないのか?」

「教えてください。俺の本当の親は?どうして・・父さんたちは俺を誘拐なんか・・・。」

ルカの問いに、ゾルグはルカの目の前に座った。

「君の本当の親はね、僕だよ。」

「っ!?」

思ってもみない答えにルカは声が出なかった。跡継ぎといわれた時点で気づくはずなのだが、混乱していてそこまで頭が回っていなかった。

「あいつらは・・この世界の安定の仕方がおかしいと言った。確かにそうかもしれない。1人が命を削ってこの世界を安定させるなんて。」

「命を削る・・。」

「そうだよ。この世界を安定させるってことは、命を削ってまでしないといけない。でもそうしないとこの世界は崩壊してしまうんだ。崩壊したらどうなると思う?」

「・・・?」

ルカは首を傾げた。

「世界の破滅。生物が生存することができない状態になってしまう。」

「!?」

「それは飽くまで推測だけどね。ずっと語り継がれてきたものだから、どこまで本当かは分からない。」

「じゃあ・・誘拐したのは・・。」

「君の養母は、元々乳母だったんだ。きっと情が移ったんだろうね。だから命を削ってまで、君にこんな仕事をさせたくなかったのだろう。」

ルカは優しかった母の笑顔を思い出す。

「苦労したよ。君たちを探すのに15年かかった。」

「だから・・父さんたちを・・殺して・・僕を・・。」

ルカは込み上げてくる感情を必死で抑えた。





ちゃんと終わるのかすぃら・・・(ぇ
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