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STRAWBERRY★LION

とりあえず生きてますΣd(-ω-`d)
2019年10月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2019年12月

90

その日の夜遅く、ルカは与えられた部屋で眠れずに窓の外を眺めていた。

もう一つ聞いていないことがあったと、突然思い出し、部屋を出る。もう寝ているかもしれないが、もしかしたら起きてるかもしれない。

ルカは教えられたゾルグの部屋に向かった。扉をノックする。

「どうぞ。」

すぐに返事があり、ルカは扉をゆっくりと開けた。

「どうした?眠れないのか?」

ルカが頷く。

「もう一つ、聞きたい事があったんだ。」

「何?」

「俺の・・お母さんは・・?」

ゾルグが父親だということは聞いたが、母親の話を聞いていなかった。

「・・死んだよ。」

「え・・。」

思ってもみない答えに、ルカは驚きを隠せなかった。

「元々体が弱い女だった。でも君を身ごもったとき、どうしても産みたいと僕に言ったんだ。死ぬと分かっていたのに。」

「・・・。」

「僕には止められなかった。僕は彼女を愛していたから、どうしても産みたいと言う彼女の願いを聞き入れたんだ。君を産んでしばらくしてから亡くなったよ。」

ルカは込み上げてくる涙を必死でこらえた。

「僕は彼女の忘れ形見である君を守ろうと決めた。どんなことがあっても君を守ると。それなのに・・。」

ゾルグは目を伏せた。

「君の居場所はロキの報告ですぐに分かった。すぐにでも取り戻したかった。けど、そんなことをすれば、まだ赤ん坊だった君を奴らが殺めてしまうかもしれない。そう思うと、強行できなかったんだ。それに・・いい勉強になるとも思ったんだ。僕はこの城から出たことがない。小さい頃からずっとココに居たんだ。でも奴らの手の中にいるとはいえ、危害を加える様子はなかったから、しばらく様子を見ることにして、君が成長するのを見守ってたんだ。」

ゾルグはルカの目を見た。

「一度も君を思わなかった日はなかったよ。」

その一言で、ルカは堪えてた涙が零れた。





何だコレ・・(;・`ω・´)
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