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STRAWBERRY★LION

とりあえず生きてますΣd(-ω-`d)
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3

朝焼けが少年の家を照らす頃、少年は旅支度をした。

「ロッピー、行くよ。」

少年が話しかけるとロッピーは肩の上に乗った。

少年は少しの食料と、父親の剣を手に山を降り始めた。



少年は犯人についてずっと考えていた。

何者なんだろう?人里離れたこの家を見つけ出すなんて。

第一、何故両親は殺されなきゃいけなかったんだろう?

その理由が一番分からない。

わざわざこんな山奥まで来て殺さなきゃいけなかった理由。

そんなもの見つかる訳ない。

あんな優しい両親が殺されなきゃいけない理由なんてない。



少年はまだ溢れ出す涙を拭った。

ロッピーが慰めるように少年に寄り添った。

「ありがとう。」

声を震わせながら言う。

もし自分1人しかいなかったら、きっともっと辛かった。

ロッピーだけでも生きていてくれてよかった。

温もりを感じるだけで気持ちが落ち着いた。



山を降りるまでには、もう泣かないようにしよう。

そう強く誓った。

少年は感情を出さないように心に鍵をかけた。
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